クリエイティブに、プライドを。

クリエイティブに、プライドを。

自分史上、最高の「いちご大福」。

「最高の」という形容詞を付けるのには、それなりに勇気がいる。自分自身のレベルが試されるからだ。和菓子に自分の信用をかけるのもどうかとは思いつつ、それでもあえて「最高の」とつけたいのが沼津にある老舗和菓子屋「松見屋(まつみや)」さんのいちご大福だ。

写真ではよくわからないが、このいちご大福は小さい。ちょっと大きめのいちごくらいの大きさだ。小さめの酸味の効いたいちごの周りを薄く薄くあんこが囲み、その周りを薄く薄く皮が覆っている。この構造自体が私にすれば「ニュース」だ。男性なら一口で食べられるこの大きさは他ではなかなかお目にかかれない。そして「一口サイズだからこそ」可能になることがある。それは「三位一体」だ。「いちごとあんこと皮」が口の中でいっぺんにミックスされて、その味が口の中いっぱいに広がり、幸せな気持ちになるのだ!いちごの酸味とあんこの甘さと皮の塩っ気が一気にベストミックスされることは、他の商品では無い(と思う)。

こだわりは当然この「サイズと構造といちご」。契約しているある農家さんのいちごしか使わない、お正月からGWまでの贅沢な逸品。騙されたと思ってお試しあれ。ただし毎日数量限定で、人気があるので本当に買いたい場合は先に電話して予約をした方がよいかと。弱点はただひとつ。「日持ちがしない」こと。本物の証明でもある。

松見屋菓子店 沼津市本郷町3-23  電話055-931-0383

やさしくてイケメンの3代目のご主人と、美人の奥様が迎えてくれる。たしか昭和8年創業。私は「自称営業部長」(「公認」への道は遠い・・・)。知人やクライアントにプレゼントしたり、お土産に使ったり、お店に直接連行したりしている。

クオリティを譲らないその姿勢をいつも尊敬しながら、松見屋さんの和菓子を食べるたびに感動し、私たちの仕事も負けないように・・・と気合を入れている。

追伸 豆大福、いもようかんも絶品。