数年前、娘と小林海都君とのデュオリサイタルを初めて聞いた女性がいた。
その演奏を聴いて涙したのだそうだ。
そこから彼女は、以前からやりたかったクラシックをはじめとした音楽に関する事業を立ち上げた。
今はその事業を会社化して、社長として飛び回っている。
その行動力もさることながら、美貌もなかなかのものである。
元々ご主人が調律師で、そのご縁で今や家族ぐるみのお付き合いである中山絵理さんだ。
ちなみにご主人はピアニストでもあり、作曲家でもある中山慎人さん。
ミューズアサギりのテーマ曲「高原の朝」の作曲家としても有名である。
ミューズアサギリ|富士宮市朝霧の音楽サロン、レンタルスペース (muse-asagiri.jp)
会社設立にあたって会社案内の制作を依頼された。
冒頭の写真がその表紙である。
こちらの社長はデザイナーでもあり、「音束」のロゴはご自分で作られた、よいセンスである!
私としてはこのマーク(=社名)を引き立てて、社名を記憶させやすくするコピーを作りたかった。
人はなぜ「おとたば」という社名なのか?に納得すれば、記憶しやすくなるからだ。
・音楽全般を扱う会社である。
・静岡にゆかりのある音楽家を紹介していく存在になりたい。
・音楽を愛する人たちを、つないでいきたい。
・静岡発、世界へ。 よい音楽を発信していきたい。
こんなことを踏まえながら、考えてできたのが
「静岡の音を花束にして、貴方に贈る。世界に送る。」
実際にいくつかできていたコピーを、ロゴの隣に並べてみたら、このコピーが一番ピッタリ来た。
「音束」の中山社長もとても喜んでくれて、本当にうれしかった。
中面はスペースを大きく使って、事業の説明スペースに。あらゆる立場の方々を「音束」がつなげていくことで、新しいイベントや事業を作り出していくイメージをつくった。
裏面も、ちゃっかり娘が登場している。あまりにもお世話になり過ぎて、国内でのマネジメントを引き受けていただいた(笑)。大変助かっています!
コンセプトとなる言葉がしっかりしている仕事は、デザインやその他もぶれない。
そんな当たり前のことを痛感した仕事でもある。
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